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芥川賞&直木賞大予想!2016年上半期  [文学賞]

新年明けました(正月気分はどこに)。
今年もよろしくお願いいたします。

我ながら何が驚いたって、前回の芥川賞について
(さらには本屋大賞までも)反省会やってませんでした。
今さらですが、古い話題順に駆け足で。

本屋大賞の『鹿の王』は、予想は外れてしまいましたが
とてもよかったと思います。
うちの長男が上橋先生ファンなので喜んでましたし。

芥川賞直木賞については、ここ数年でいちばん話題に
なった気がしますね。
もちろん又吉さんはすごかったですが、個人的には
羽田圭介という逸材を発掘してくれて心からありがとう!
という感じです(これはメディア的な意味で。いちおう
デビュー作『黒冷水』から読んでますので、作家として
実力がおありなのは存じ上げてました)。
直木賞の『流』もすごいので、引き続き注目されて
もらいたいです。

さて、ここから本題です。
まずは芥川賞。

石田 千
(いしだ せん)
家へ
群像7月号

上田岳弘
(うえだ たかひろ)
異郷の友人
新潮12月号

加藤秀行
(かとう ひでゆき)
シェア
文學界10月号

滝口悠生
(たきぐち ゆうしょう)
死んでいない者
文學界12月号

松波太郎
(まつなみ たろう)
ホモサピエンスの瞬間
文學界10月号

本谷有希子
(もとや ゆきこ)
異類婚姻譚(いるいこんいんたん)
群像11月号

本命:上田岳弘
対抗:滝口悠生
大穴:受賞者なし

上田さんについては、前作『私の恋人』もたいへん評価が
高かったですし、インタビュー映像などを拝見する限り
なんか“(芥川賞を)取りそうな人”という感じがするんですよね。
滝口悠生さんは、『愛と人生』がよかったので受賞されるといいなあ
という個人的なエールです。
このおふたりでなければ(前回の反動で?)受賞者なしもアリかなと
(NHKが本谷さんを推してる風情があるので、ちょっと迷いますが)。

そして直木賞。

青山文平
(あおやま ぶんぺい)
つまをめとらば
文藝春秋

梶よう子
(かじ ようこ)
ヨイ豊(とよ)
講談社

深緑野分
(ふかみどり のわき)
戦場のコックたち
東京創元社

宮下奈都
(みやした なつ)
羊と鋼(はがね)の森
文藝春秋

柚月裕子
(ゆづき ゆうこ)
孤狼(ころう)の血
KADOKAWA

本命:宮下奈都
対抗:柚月裕子
大穴:宮下&柚月のW受賞

宮下さんについては、『羊と鋼の森』がとにかく素晴らしかったので。
柚月さんは、この時代にしかも女性作家がヤクザ社会を描くという
ところが、大きなアピールポイントと受け止められるのではないかと。
まったくタイプの違う作品が並ぶ、おふたりのW受賞もいいんじゃない
でしょうか(美人作家たちということでヴィジュアル的にも)。

わっ、選考会もう始まってますね。
できればNHK7時のニュースで見たい!
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